座っていても落ち着かない…どうして?

グループ指導

こんにちは、にこにこグループです。              

にこにこグループでは、親子のグループ活動を通して、

お子さんの健やかな成長を促すお手伝いをさせていただいております。

にこにこグループに参加されたご家族からは、

じっと座っていることが苦手で、そわそわ動いて落ち着きがない・・・・

集団にちゃんと参加できるかな・・・

このような心配事がよく聞かれます。

お子さんが保育園や幼稚園の就園を控えているご家族は、

「椅子にちゃんと座っていられるかな?」 「先生のお話をちゃんと聞けるのかな?」

と心配になりますよね。

今回はグループスタッフの作業療法士が

「座っていても そわそわ動いて落ち着かない・・どうして?」

のテーマでお話ししてみたいと思います。

作業療法士の視点で考えられる要因は、いくつかあります。

☆同じ姿勢を保つ筋力や持久力が弱い

適切な姿勢を保つためには、体幹を支えるための腹筋と背筋の筋力が

ある程度必要なのです。筋力が弱いと、支える場所をころころ変え、

座り直しが多くなります。その結果、落ち着きなくみえる場合があります。

 

☆体の傾きや手足の位置関係など、体の状況を感知することが未熟

まっすぐ座る為には、自分が傾いていることを感じるバランス感覚、

手足がどの位置にあるのか把握する感覚、筋肉の動きを把握する感覚も

それぞれ大切な働きをしています。

 

例えば、目をつぶっていても体が傾いたことや手足がどこにあるか、

どの方向に曲がっているか分かるのは、無意識に体の状況を感じて

いるからです。

 

そのどれかの働きが未熟であると、体の状況を正確に感知することがむずかしく、

姿勢のくずれに気付けない場合があります。

 

☆好きな刺激を求めて動いてしまう、または嫌な刺激を回避する為にそわそわ落ち着きがなくなる

大人でも《体を動かすとスッキリするから好き》という人もいれば、

《静かに過ごすことが好き》という人もいて、感じ方はさまざまです。

それは、お子さんも同じです。

 

じっとしているよりも動くことで得られるスッキリ感を求めて

活発に動き回るお子さんもいますし、座っている場所や周りの雰囲気によっては、

騒がしい音や人混みがちょっと嫌だなっと感じてそわそわするお子さんもいます。

 

☆周りの色々な情報が気になりやすい

飛行機の音、園庭の声、木の葉がそよぐ様子など周りから聞こえる音や見えるものが

気になり、注意が移ることで落ち着きなくみえる場合があります。

 

このような場合には、活動とは関係のない情報を減らし整えることで、

活動に注意を向けられるような環境づくりが有効です。

 

☆座っていると眠くなる、ぼんやりしやすい

大人でも眠くなると顔をパンパン叩いたり、肩や首を回したりして、

刺激を入れて起きようとしますよね。

 

お子さんの中には、じっと座っているだけだとぼんやりしやすいため、

体の一部分を動かすことで刺激を与え、集中しようとしている場合があります。

 

要因は、皆、同じとは限りません。1つとも限りません。

ただ 「お子さんなりの理由があるかもしれない・・・」と周りの大人が考えてみることは

 大切かなと感じます。 

          

ちなみに、腹筋・背筋の筋力の大切さや持久力の大切さについては、

11月のブログ「よく転んじゃう なんで?」でも説明しています。是非、読んでみてください。

 

今回お話ししたことを元に、次回は、日頃からできる関わりや座る力を育てる体あそびを紹介します。

執筆者 作業療法士 岩﨑 加代子