Q54 音読がたどたどしく、読み飛ばしも多くあります

Q
音読がたどたどしく、読み飛ばしも多くあります。漢字も中々覚えられないので、最近では読むことを嫌がるようになりました。どうしたらよいでしょうか?
A

このようなつまずきの背景には、目を効率的に動かせない、物の形や向きを正しく捉えられないなど、目に関する問題が関係している場合もあります。目の運動や形の捉えが苦手だと、文章を読む際に行や文字をとばしたり繰り返したりすることや、漢字を似ている他の漢字に読み換えてしまうといったことが多くなります。このような場合に音読の練習を繰り返しやらせると、返って苦手意識を強くしてしまうとことになりかねません。まずは、見るべきものに視線を向けたり目で追ったりするといった眼球運動の力や、線の長さや傾き、形の大きさや向きなどを捉える空間認知の力を伸ばしていくことが大切です。当センターでは、読み書きの苦手さを抱えるお子さんに向けたビジョントレーニングに取り組んでいますので、気になった方はホームページをご覧ください。

(公認心理師 足立 実)

目の体操教室ビジョントレーニングのページはこちらのバナーからご覧いただけます。

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