入所病棟の紹介

重度心身障害児(者)を中心に、障害を持つ方々が生活しています。

島田療育センターでは、233名の入所利用者が障害の程度、医療度、年齢、性別などにより6つの病棟に別れて生活をしています。各病棟は、利用者に合わせて様々な装飾や活動を取り入れています。

第1病棟

学生も含み、様々な年齢層の方が生活している病棟

1名の学生を含む15~53歳(平均38歳)までの利用者が生活している病棟です。他の病棟に比べて平均年齢が若いですが、年々医療ニーズが増えてきています。学生は安定した楽しい学校生活を送ることが出来るよう、学校とも連携して日々関わっています。また、成人は病棟活動やセンター行事への参加、個別性を大切にした関わりを通して、彩りのある生活をして頂けるよう支援しています。

第2病棟

医療管理が必要な成人の方が生活する病棟

36歳~71歳(平均53歳)までの利用者が生活している病棟です。年々医療的ケアが増大してきていますが、食事や排泄・入浴・更衣など、その方らしいケアが行えるよう、コミュニケーションを大切にしながら支援を行っています。また、ミスト浴でお身体に負担をかける事なく入浴を行っています。より充実した入浴時間となるように季節の飾りや入浴剤に工夫を凝らした入浴週間などを設定しています。工夫を凝らし、個別性に合わせた活動などに参加しながら日々の生活の充実を目指しています。

第3病棟

分教室に通う学齢児と、学校卒業後の利用者が生活する病棟

11歳~42歳(平均25歳)までの利用者が生活している病棟です。医療ニーズの多い利用者を中心とした西棟と、比較的少ない東棟に分かれています。現在学齢児は7名で、センターの中にある<多摩桜の丘学園島田分教室>に通っています。元気に学校に通えるよう、また、卒業後の生活の変化に慣れて楽しい生活を送っていただけるよう、医療的ケアと生活支援を行っています。
3病棟は、屋上と繋がっており、天気の良い日には、積極的に外に出て、日光浴を楽しんでいます。又、春の桜、秋の紅葉、裏山のヤギさんがよく見える立地でもあり、季節を感じながら生活しています。

第5病棟

成人男性が生活する病棟

23歳~73歳(平均54歳)までの利用者が生活している病棟です。以前は自身の力で、【歩き・動き・生活】をしていた方が多く過ごされていましたが、加齢に伴って、生活動作の多くに支援が必要になり、医療的ケアの必要性も高まっています。そのなかでも、利用者一人ひとりの個性や特性を大事にしながら、難しい場面は支援しつつ、自身でできることは取り組んでいただき、【持てる力】の発揮を一番に考え、日々の生活や行事などの活動について、支援方法の検討を重ねています。

第6病棟

成人女性が生活する病棟

29歳~72歳(平均57歳)までの利用者40名が生活しています。センター行事への参加はもちろん、クラブ活動(ガーデン、スパ、音楽、あそび、カフェ)、散歩、戸外活動の他、女性らしくおしゃれを楽しまれたりと皆さんご自分のペースで日々を送っていらっしゃいます。
医療的ケアを必要とする利用者も増えていますが、笑顔の多い活気ある病棟です。

第7病棟

医療的ケアが必要な方や短期入所受け入れの中心となる病棟

31歳~71歳(平均57歳)の利用者が生活する病棟です。医療ニーズの高い利用者を中心とした西棟と、比較的医療ニーズの少ない利用者が生活する東棟の2棟構成になっています。
また、短期入所枠が7床あり、島田療育センターの中で地域の利用者を受け入れる中心的な役割を担った病棟でもあります。
毎月季節感のある装飾を整え、変化を感じる事のできる生活環境を心掛けています。生活の中では、利用者のニーズを考慮した活動や行事を実施し、年間を通して人との関わり合いの場を大切にしたケアを行っています。

ギャラリー
*文中の利用者の年齢は2022年1月現在のものです。