第23回島田療育センター公開シンポジウム 睡眠の起源と臨床

何故生物は眠りにつく必要があるのかはいまだ未解明な問いである。人は一生のうち三分の一は寝ている。それがただの休息ではないらしいことはわかってきている。
また、様々な精神神経疾患が乳幼児期の睡眠障害と関連するともいわれている。人において生まれてからの1年は睡眠覚醒リズムが劇的に変化する時期である。ここで身につけたリズムはその後の発達の無意識のオペレーティングシステムとなり、すべての発達を下支えする。睡眠に関する臨床、および基礎研究の進歩はめざましいものがあり、一度ここでわかっていることとわかっていないことを整理する機会を設けたい。

概要

日時2026年2月7日(土)13:00〜16:15 
実施方法オンライン配信(Zoomウェビナーを使用したオンライン講義)
定 員450名(先着順・要事前申し込み)
参加費無料

ポスター

第23回公開シンポジウムポスター
Size: 1.5 MB


スケジュール

  • 13:00
    第1部 座長の挨拶

    久保田 雅也(島田療育センター 院長)

  • 13:35
    第2部 講演
    睡眠と小児の発達:治療と支援

    星野恭子 氏
    (瀬川記念小児神経学クリニック 院長)

  • 14:45
    睡眠の起源から探るいのちの強さと弱さ

    金谷啓之 氏
    (東京大学大学院 医学系研究科システムズ薬理学教室)

  • 15:50
    第3部 ディスカッション

  • 16:20
    まとめ・終わりの挨拶


講師紹介

星野 恭子 氏

昌仁醫修会 瀬川記念小児神経学クリニック 院長
プロフィール

東邦大学医学部卒業後、東邦大学大森病院第一小児科にて研修。2000年、旧瀬川小児神経学クリニック研修中に早起きサイト(現 社会と共に子どもの睡眠を守る会)結成。2005年、早稲田大学にて時計遺伝子研究を経て、2010年から南和歌山医療センターに勤務。全国での講演や和歌山県教育委員会はじめ地方自治体のパンフレット作成や啓発活動に協力、2013年に文部科学大臣表彰受賞。2014年瀬川昌也院長先生が御逝去されたことから、2015年小児神経学クリニック院長就任。2017年10月1日クリニックの医療法人化により現職。臨床研究を中心とした睡眠の啓発活動の拠点を目指している。2021年、日本医師会赤ひげ大賞赤ひげ功労賞受賞。

金谷 啓之 氏

東京大学大学院 医学系研究科 システムズ薬理学教室 博士課程
プロフィール

1998年山口県生まれ。2020年3月九州大学理学部生物学科を卒業後、同年4月より東京大学大学院医学系研究科所属。専門は、睡眠科学・薬理学。中枢神経系を持たないヒドラの睡眠様状態の報告、吸入麻酔薬の標的分子の解明など、睡眠や麻酔の基礎メカニズムの研究に従事。高校時代から化学・生物部に所属し、数々の科学コンテストに入賞。2017年九州大学山川賞。2019年度日本学生支援機構(JASSO)優秀学生顕彰学術分野大賞。2024年度日本動物学会成茂動物科学振興賞。2025年度船越龍太賞。著書に『睡眠の起源』(講談社現代新書)。


お申し込み

12月22日よりお申し込みの受付を開始予定です。今しばらくお待ちください。

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支援部

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