不安を減らす関わり方、環境づくり

セブンクローバー

こんにちは!にこにこグループです。

 

あっという間に、寒くなってきましたね猫2

もみじを通り越して、冬雪 になってしまいそうですよねあせあせ (飛び散る汗)

 

さて前回は、お子さんの健やかな成長を促すために、
まず、できるだけ不安を取り除いて、安心できる環境を作っていくことの大切さをお話しさせていただきました。

 

 

では、“不安が少なく、安心できる”ための条件とは,
一体どのようなことでしょうか?

 

 

不安とは、気にかかって心が落ち着かないこと。

安心とは、心配がなく、心が安らかなこと。

と定義されています。

 

そこで今日は、
“心が落ち着かない要因となるものや、心が安らかになるための条件”  について、
ほんの一部ですが、お話しさせていただきたいと思います。

 

 

POINT①芽五感が心地よいこと

五感とは視覚・嗅覚・味覚・聴覚・触覚のことを指します。
例えば、嗅覚で考えてみましょう。

 

 

鼻が詰まっていれば息苦しく一日不快ですし
Aさんが好きな香りがBさんにとっては不快なこともありますよね。

 

また、同じ香りでも、その時の気分や体調によって方が変わったりもします。

 

 

その他、黒板をひっかく音が苦手な人、
全く気にならない人、
高所からのスリリングな眺めが好きな人と嫌いな人・・・

と人間が感じる感覚には様々なものがあり、それぞれをどのように感じるかも十人十色なのです。

 

 

POINT②見通しを持てる

私たち大人は一日の決まった予定を把握しながら、
“いつまでに〇〇をおわらせよう”
“これが終わったら次はあれをしよう”
というように見通しを立てながら生活しています。

 

 

もし、その予定が急に変更になっても、
その前後の流れを理解していれば焦らずに対応することができます。

 

また過去に同じような状況を経験していればなお、落ち着いて対応することができますよね。

 

ところが発達途中の子どもたちは、経験が少なく、
また前後の流れを大人のように理解することは出来ていません。

 

そのため、受容できる状況の幅が狭く、新しい場所や人、出来事。
急な変更などに不安を感じやすいのです。

 

 

 

POINT③信頼できる人や場所がある

赤ちゃんは、未知の人や場所に出会った時、それが自分にとって安全なのか危険なのかを自ら意味付けすることができません。

なので、お母さんの表情や様子を見て、自分の置かれている状況を確認します。
お子さんが慣れない場所で不安なときは、
お母さんも我が子の様子をみて不安そうにしていることがあります。

 

まずは大人が率先して、

「ここは危険じゃないよ。安全で楽しいところだよ!」

というような態度をお子さんに見せてあげられると良いですね。
それを繰り返すことで養育者への信頼を育むことができるのです。

また、不快に感じることを大人が対処してくれる中で,
「困った時はこの人が解決してくれる」
と絶対的な信頼感を持つようになります。

 

 

 

しかし、POINT①でもお伝えしたように、
何を不快に感じるかは人によって異なる為、養育者が子どもの不快に気づかない、
不快の原因が分からないということは多々あり、そのために対応できないということがあるようです。

 

この他にも、安心に繋げていく関わりはまだまだありますが、
今回は目に見えにくい
“不安”
について3つのポイントに絞ってお話しさせていただきました。

 

にこにこグループでは、
お子さんが安心できる環境でのびのびと成長できるよう、
お子様をはじめ保護者の方とも信頼関係を築いていけるような
グループを目指して活動させていただいています。

 

 

次回は、OT(作業療法士)による

「よくころんじゃう・・・なんで?」

をテーマにお話しさせていただければと思っています。