漢方薬 ミニ知識 ~ よく見かける次の植物、名前わかりますか? ~

2015年4月21日島田の日常

 

みなさん、よく見かける次の植物、名前わかりますか?

正解は・・・?

 

左から

①:桔梗(キキョウ) 

②:芍薬(シャクヤク)

③:紫蘇(シソ)

④:牡丹(ボタン)

 

になります。

 

これらはすべて漢方薬の原料になります。他にも、アサガオ・オオバコ・生姜・人参・シナモンなども使われます

 

◎漢方薬は効き目がゆっくりで、副作用はない・・・というイメージがありませんか。

 

漢方薬によって効き目の現れ方は違い、速効性のある漢方薬で体質や症状に合っていれば服用して10~30分、一般的な漢方薬なら服用をはじめて1~2週間、特に長く飲み続けるタイプの漢方薬ですと2~4週間で効果が実感されるようになるそうです。

また、どんな薬にも副作用はあります。漢方薬も例外ではありません。特に注意したい症状は、間質性肺炎・低カリウム血症・むくみ・動悸です。

 

◎体に合う漢方薬は飲みやすい・・・・?

 

どんなに苦くても、症状に合った漢方薬であればそれほど苦労せずに服用できる・・・そうです。

逆に一般に飲みやすいといわれている漢方薬でも、症状に合っていないときはなんとなく飲めない・・・そうです。

 

◎服用のひと工夫

 

*苦味やにおいが気になる場合 : オブラートに包む。ジュースやココア、ゼリーなどに混ぜる。

*顆粒が口に残る場合 : 1包あたり20~30mlのお湯を入れかきまぜた後、5~10分ほど放置すると大抵溶ける。とけきらない場合は電子レンジに20~30秒、その後温度調整忘れずに。

*〇〇湯・・温かいままで、〇〇散・・溶解後冷ましてが基本だそうです。

 

(参考文献 : ツムラ 「漢方薬がわかる本」)

 

執筆者 薬剤科 桑尾

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