ことばかけのコツって…?

2014年5月29日ことば

今日も、ブログぽっけを覗いていただき、ありがとうございます😊

さて、今回は、“「ことば」を育てること”についてです。

みずやり

人にはそれぞれ“個性”があります。

ひとりひとりが違う。

そして、お子さんの「ことば」という一側面にも、

もちろん“個性”があります。

成長が早かったり、ゆっくりだったり、

デコボコや偏りがあったり、そのお子さんによってイロイロです。

そんなお子さんたちの「ことば」の成長を促していくことについて

お話したいと思います。

くまさん 家族

「ことばのシャワーをかける」

とか

「ことばのお風呂に入れる」

といった表現をきかれたことはありますか?

ことばの発達を促すポイントとして、本などで紹介されています💡

“お子さんにたくさんことば掛けをしてあげましょう”

“まわりが、たくさんのことばで溢れていることで、子どもはことばを覚えていきます”

といった意味です。

「ことば掛けがとても大切」ということなのですが、

ことばの育ちがゆっくりなお子さんに対して、大人から一方的に沢山ことばを浴びせ掛けていれば良いのか?

というと......、それは少し違うかもしれません。

ことば掛けが、よりお子さんにとって意味のあるものになるように、

今回は、「インリアル・アプローチ(Inter Reactive Learning and Communication)」という、日常生活の遊びや自然な関わりの中で「ことば」の成長を促すことをねらいとしている手法の中からいくつか紹介します。

ライン木

♠️ミラリング・・・お子さんの行動をそのまま真似してみること

これはことば掛けとは少し違うのですが、大人に興味をもってもらうきっかけ作りのようなものになります。たとえば、お子さんが机をトントンと叩いたら、大人もトントンと叩いてみましょう。この人は自分のやることに反応してくれて楽しい!またやってみよう!という気持ちにつながります。お話しようとする気持ちの始まりといえます。

♥️モニタリング・・・お子さんの出す声や音をそのまま真似してみること

♠️が「うごき」の真似っこですから、これは「声や音」の真似っこですね。お子さんの言った「アア」や「ブ―」などを、大人も真似してみましょう。自分の出した声や音を大人が真似してくれることで、声を出すこと、お話することって楽しいな・嬉しいなと、感じてもらえるように反応してあげましょう。

♣️パラレル・トーク・・・お子さんの行動や気持ちを代弁してあげること

まだ上手くお話のできないお子さんは、思っていることや感じたことをうまくことばにできません。大きな物音に驚いた表情をしている時、「ビックリしたね~」と声を掛けてあげましょう。大人が代わりにことばで表現してあげることで、「この人分かってくれてるな」と安心できたり、そんなふうに言えば良いんだということが分かるわけです。

いかがでしょうか?

カタカナにするとなんだか難しそうですが、このように挙げてみると、

もしかしたら「あれ?それ、もうやっているかも」と思った方もいらっしゃるかもしれません(^^)

そうなんです。

普段、お子さんに対して自然にやっていることなんですよね。

それらがお子さんにとってどういう意味をもっているのか、少しだけ意識しながらやってみることで、お子さんにもっと伝わりやすくなると思いますし、改めてお子さんの表情、しぐさ、発声をみていただくきっかけになると嬉しいです。

みずやり 成長

※今回は、われわれSTが訓練の中で用いる様々な手法の中から、「インリアル・アプローチ」の中の一部をご紹介させていただきました。

ご興味のある方は、インターネットで「インリアル・アプローチ」で検索してみてください。

参考文献:

📖「1.2.3歳ことばの遅い子 ことばを育てる暮らしの中のヒント」 中川信子著 ぶどう社

📖「INREAL 初級ワークショップ 2008年11月」資料 日本INREAL研究会

執筆者 言語聴覚療法科 圓山(まるやま)