振動スピーカーの活用

島田の日常

ピコピコルームでは視線入力やスイッチ操作などでパソコンを操作することが多くありますが、そのフィードバックの一つとして振動スピーカーを利用しています。その名の通り、音だけでなく振動もあるため、利用者様に音・振動の2つの感覚でフィードバックできるのが強みです。

今回は現在ピコピコルームで所有している振動スピーカーを2種類ご紹介したいと思います。

抱っこスピーカーHug Me / Hug Me・L

こちらはENSOUNDさんが制作・販売している「抱っこスピーカー Hug Meハグミー」です。

手前がHug Me、奥が一回り大きいHug Me・L。

当センターでは以前から利用しているのですが、病棟・外来問わず音と振動を一緒に楽しめるツールとして活躍しています。
通常サイズに加えて、一回り大きくなったHug Me・Lも先日追加しました。

センター内では、病棟のピコピコ委員が利用者様にハグミーを使用することで、身体や気持ちにどのような変化が現れるかを調査・研究し、センター内の発表会で報告してくれました。

研究では表情が豊かになるなど余暇活動の充実にも良い効果が認められ、日常のケア場面では歯ブラシや食事休憩のひと時などに活用しています。

利用者様の「楽しい」「心地よい」を引き出せるツールとして人気の製品です。

ハグミーのいいところは、そのシンプルな見た目と使い勝手だと思っています。
音源との接続は標準で3.5mmステレオミニプラグ。

電源はAC電源をつなぐこともできますが、電池でも動くので配線が一つ減らせます。

実際に使っていると「ステレオミニケーブルを繋いで電源を入れるだけ」というのがとても使い勝手が良いように感じます。そのため、普段は電池で利用し、電池が切れてしまったときは一時的にAC電源に繋いで使うような運用になっています。

その音色はとてもクリアで音割れもなく、パソコンやタブレットの内蔵スピーカーとは雲泥の差があります。
抱きかかえて使う想定なので、スピーカー部分が顔の近くになりやすく、使う方によく聞こえるのもいいところです。

振動は極端に強いわけではありませんが、中音域~低音域でははっきりと振動が感じられますよ。

また、視線入力ソフトのEyeMoTには、「ボディソニック」というオプションボタンがあり、これにチェックを入れると風船を割ったりしたときに1秒ほど強めの振動が伝わります。

純粋にスピーカーとして楽しむも良し、視線入力のソフトと組み合わせてフィードバック用として使うも良しで使い勝手の良い製品だと感じています。

スピーカークッション グルービート

こちらはフジ医療器が販売している振動スピーカーです。
(正式名称は「groobeat スピーカークッション FGB10」といいます)

ハグミーに比べて安価に購入できることもあり試しに一つ購入してみたのですが、こちらもなかなかの振動です。

こちらは電源はAC電源(有線)、音源との接続は無線(Bluetooth)のみとなっています。
ピコピコルームでは複数台のパソコンやiPadがあるので、都度Bluetoothの接続先を変更する必要があるのが欠点でしょうか。

このスピーカーの特徴は、スピーカーと振動をそれぞれON/OFFできること。
振動を止めてスピーカーとして使うこともできるし、振動だけを楽しむといった使い方もできるのが面白いところです。

振動はハグミーに比べてかなり強く、中音域でもしっかりと振動が伝わってきます
強い振動が好みの方にはこちらがいいかもしれません。

形状も座布団のような形をしていて、椅子の背もたれと身体の間に入れて使ったりする想定になっています。

無線接続ということもあり若干音が遅延したり、しばらく音を鳴らしていないと出だしが一瞬遅れることなどもありますが、普通に音楽などを楽しむ用途であれば問題ないかなと思っています。


以上、今回はピコピコルームにある振動フィードバックに使えるスピーカーのご紹介でした。

執筆者 ピコピコルーム 神田

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