「なんでこんなことをしているのかな」「うまくいかないな」をどう考える?

2020年8月25日グループ指導

お母さん・お父さんからすると、原因がよくわからないことが多くなると、お子さんについて“育てにくい”“気を遣う”と感じられるかもしれません。

しかし、ちょっと視点を変えてみると、目につきやすい行動の裏に、そのお子さんなりの理由が見えることがあります。

そして多くの場合、お子さん自身も何が嫌なのかがわからず、泣いたり怒ったりするしか伝えることができないのです。もう少し大きくなれば「なぜかはわからないけど、なんか嫌だ」と伝えられる場合も多いですが、2~3歳のお子さんにはまだ説明する力はないので、とにかく「やだ!!!」になってしまうのです。

そんな中で大切なことは、お母さん・お父さんが“困ったな”“心配だな”と感じた行動の裏にある理由は、必ずしも1つとは限らないと知っておくこと。

そして、「お尻気持ち悪いかな?」「お腹空いたかな?」と0~1歳の時のように、お子さんの様子や行動の前後に起こったことを、一つずつ丁寧に確認していくことだと私たちは考えます。

しかし、頭を悩ませ、いろいろ工夫してみても、すぐにその答えや解決方法を導き出せない場合も多くあります。

お子さんの行動の原因は、その時の状況やコンディションによって変化しやすく、どんなに考えてみても“これだ”というものが見つけられないこともあるのです。

その場合は、お子さんの行動をさらりと受け流すことや、お母さん・お父さんが“困ったな”“心配だな”と感じる行動が起きやすい状況や場所を避ける・・・という方法も“アリ”です。

 

お子さんはそれぞれのペースで成長していきます。工夫して対応してみたことがその時うまくいかなくても、成長に伴い有効な対応方法となることもあります。

せっかくのアイデアを「ダメだった」としてしまうのではなく、「こういう時もある」「違うタイミングでまた試そう」と、成長の先で使える切り札が増えたと捉えて、時には様子を見ることも大切です。それでも「ゆったりした気持ちで丁寧な関わりをしていきたいけど難しい」「どうしていいかわからない」と、眉間にしわが寄ってしまったり、肩に力が入る時間が増えてしまう時には是非、相談機関を利用されたり、グループ活動に参加してみてくださいね。

次回のテーマは、「何がきっかけで、こんなことをするの?~行動の背景を考える~」です。

 

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執筆者 ST入佐