視線入力同士でオセロ対決
今回は当センターの病棟内で行われているオセロ対決について紹介したいと思います。
ただのオセロ対決ではありません。利用者様2名いずれも視線入力での対決です!
オセロ対決の経緯
もともとは、一人の利用者様に対して、STの個別訓練の中で行われてきた視線オセロ。
最初はSTとの対戦から始まり、そこから徐々に対戦相手を広げて他の職員や、院長や療育局長との対戦も行われました。
こちらは過去の院長との対決の様子。
利用者様は視線で場所を選び、院長は石を置く場所を指示してスタッフが対応しています。
担当していたSTからは次のようなコメントもありました。
以前は目に入ったマスにすぐにおいてたように思いますが、今は盤全体を見て思考する時間が出てきており、そのあたりからもゲームの上達を感じています。操作が上手になっている、というよりは、考える力が深まっているという印象を受けます。
病棟内でもすっかり話題になっていましたが、その様子に興味を持たれたもう1人の利用者様。
STがオセロをやってみるか尋ねたところ、YESの返事がありこちらも視線でのオセロが始まりました。
このお二人は同じ病棟で過ごされていますが、最近は一緒に活動する機会も少なくなっていました。
今回個別の訓練を通じてお互いを意識され、利用者同士によるオセロ対決が実現しました。
視線入力セット2台で対戦
2名とも視線入力での操作になりますので、視線入力センサー、パソコン、モニタとモニタアームを2セット用意しました。
それぞれ見やすい位置に画面を設置し、キャリブレーションをして操作しています。
オセロのオンライン対戦ができるサイトはいくつもありますが、ここではシンプルに使える以下のサイトを使いました。
先手側のプレイヤーがサイトの「オンライン対戦」を選んで、対戦用のURLをもう一台のPCで開けば対戦が始まります。
この距離感ではありますが、実際にはインターネットを介してオンライン対戦を行っている状態。
自分の番になったら、石を置けるところを注視(クリック)して石を置いていくという流れです。
こちらは実際に対戦している様子(動画)。
マス1個1個は小さいので微調整が難しかったり、自分の番じゃないときや置けないマスを選ぶとエラーメッセージが出たりするのでやや不便に感じることもありますが、スタッフがサポートに入りながら最後まで進めることができました。
今回紹介した写真・動画は9月時点のものですが、それ以降も何度も開催し、すっかり視線オセロ対決はこの病棟の名物になってきました。
同じセッティングで何度か対戦を行う中で徐々に課題も見えてきましたので、次はこの課題を解決した例を紹介できたらいいなと思っています。
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