
本年6月20日付で理事長を拝命しました藤井と申します。当法人の利用者の皆様、そのご家族の皆様、当法人の職員の皆様、そして広く当法人がお世話になっている皆様、どうかよろしくお願いいたします。
私も河元理事長と同様、かつては厚生労働省で児童福祉、障害福祉を含め、行政を長く経験してきましたが、その一方で我が家は20年近く里親家庭として児童相談所が保護した子どもたちを受託し養育してきましたので、児童福祉、障害福祉は私にとっては公私ともにライフワークとなっています。その意味で、当法人で同志とも言える職員の皆様とともに働く機会を得ましたことは、望外の喜びです。
現在当法人は、時代の転換点を迎え、病棟の建て替えを中心に様々な課題にチャレンジしていかなければならない大切な時期を迎えています。
そうした中で、利用者の皆様に適切な医療を提供しつつ快適で豊かな生活環境を如何にして整えていくか、一人一人の職員が前向きに熱意を持って利用者の皆様を支えていける体制をどのように整備していくか、は全国の同種の施設に共通する課題であり、当法人がまさに率先して取り組んでいかなければならない課題だと思います。
そのような時期に理事長を拝命することは、率直に申し上げて、私自身心許ないところもありますが、伝統の中で積み上げられた職員の皆様の知識、知見、経験をベースに、一丸となってこの局面を乗り越えていければと思います。
利用者の皆様との信頼関係、ご家族の皆様との信頼関係、そして職員同士の信頼関係を大切にしつつ、当法人がさらに前進を続けていけるよう、精一杯努めてまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。