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美智子妃殿下の訪問

明治以降はじめての民間出身の皇太子妃であった美智子様は、ご結婚当初から「母子の健康と福祉」の問題にお心を寄せていたことは有名で、ご結婚の10年間だけを取ってみてもご訪問になった児童福祉施設は50近くになるといいます。

小林提樹との関係は1960年の日赤産院見学に遡り、島田療育園をご訪問されたのは1968年2月2日のことであり、美智子様がはじめて重症心身障害児施設を訪れた日でもありました。

この日のことを提樹は、後に写真集「美智子妃殿下をお迎えして」にまとめ、その全文に当時の思いを語っています。

 

…略……(美智子妃殿下は)子どもたちには、ひとりひとり手を差し伸べて、やさしいお言葉を賜り、父母や奉仕者へも親しくお言葉をかけられ、とくに職員に対しては何度となく『この子どもたちを、お願いします。親御さんの支えになってくださいね。』と申されました。病棟ご慰問のあと、洗濯場でオムツの山をご覧になり、奉仕者たちの姿にもお目を止められました。最後に、職員とご懇談のひとときを過ごされ、時間の少ないことを惜しまれつつ、お帰りになられました。…略…私達のこの感激をいつまでも忘れないように、また私達の仕事の支えにもしたい念願であります。なお、このアルバムの発行については島田療育園後援会のご公演を得ましたことを、あつくお礼申し上げます。

昭和44年1月10日 島田療育園園長 小林提樹

その後も美智子様はびわこ学園を作られた糸賀一雄先生にご面会されるなど、重度の障害児への理解を深められ、天皇陛下とともに多くの障害児施設の訪問をされています。

(島田療育センター50周年誌より)